2024年3月30日、お彼岸後の寒さの終息を見計らって、菩提樹様の冬囲いを外すことになりました。
冬囲いをしたのは12月中旬、海と山からの強風に繰り返しさらされても、覆いのビニールは剥がれることなく、藁もしっかりと幹と枝に巻きつけられたままでした。
外した藁の中は前日の雨で濡れたところもありましたが、幹や根元に蒸れた様子もなく、葉は乾燥して多くは落ちていましたが、枝には弾力があり、新しい葉が育っていました。
熱海といっても山の上の寒さは厳しく、この冬は雪も降りました。菩提樹様がこの地に移植されて、初めての冬を無事に乗り越えられたことを共に喜び合いました。
外した藁は再利用します。動物が寝床にするとダニなどが付きやすいため、立てて保存します。
お寺の桜の開花はこれから、森は新緑と野の花、さまざまな生き物の賑やかな季節を迎えます。
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