生きとし生けるものが幸せでありますように

ウィセッタ・セヤドーの詩 『禅定』


心が良い時、全てが良い。
夜寝る前に、朝起きた後に、
慈愛について深く考え、
宗教詩を唱え、しばし瞑想しなさい。
十五分か二十分だけでも良い。
心が入れ替わって、徳が高まるからだ。

その後は全てが順調に進むだろう。
平安に包まれ、修行が著しく進む時は
実に素晴らしい。
障壁なくして徳は生まれず。
障壁なくして徳は熟さず。
問題に立ち向かって、
落ち着いてよく考えなさい。
問題や苦しみが持ち上がった時、
もっとひどい辛酸を舐めている人々が、
沢山いることに気付くかも知れない。
私達はまだいいほうだ。
私達はまだ大丈夫だ。
身動きが取れないということはない。
だから、うろたえてはいけない。

法への完全な洞察力を持つものは
嘘偽りのない人間でなければならない。
法に嘘偽りはないからだ。
重要なことは自分自身を洞察すること。
落ち着いて、そして賢く内省しなさい。
他人に助言を与えるのは、
二次的なものに過ぎない。
状況、慈愛、平静に身を委ねなさい。

獲得し所有するにふさわしいものが
この世にあるだろうか。
豊かさの影には貧しさあり。
何も持たずに生きよう。
気付きをもっと深めよう。
物事は自ずと良くなり明らかになるであろう。

Poems in search of Enlightenment より

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメントをどうぞ

コメントする