生きとし生けるものが幸せでありますように

5/28法要の御礼と、仏教的なチームとしての在り方

法要にご参加くださった皆様へ

5月28日に開催された法要は、皆様のご参加とご協力によって、大変盛大で素晴らしいものとなりました。その感動は心に深く刻まれています。

おかげさまで、本堂は美しく修復され、四方サンガへのお布施が実現しました。僧坊・宿泊棟の地鎮祭と菩提樹様の植樹式も円満に終えることができました。

仏法学舎は、四方サンガの管轄下にある精舎・道場として、お釈迦様の教えを継承し、さらに多くの人々が共にヴィパッサナー冥想と慈悲を実践する聖なる場所となります。自らの心を清め、仏法を広く世界に伝播するために必要不可欠な施設です。

このプロジェクトは、みんなが1つの目的に向かって心を合わせ、互いに協力することで成し遂げられています。利己的な考えを捨て、純粋に仏法のために尽くす献身的な姿勢は、まさにブッダが教えられた智慧と慈悲の心そのものだと学ばせていただいております。

今後も、僧房と宿泊棟の完成に向かって引き続き力を注いでまいります。同時に本堂の運営につき、仏陀の教えを世界に広めるという使命を果たすべく、第一にお坊様のご意見をお聞きしながら、在家のチームで運営を支えてまいります。

仏教的なチームは、世俗的な組織とは異なります。 世俗的な組織では、肩書のある者が権威を示し、肩書のない者は指示や命令に従うよう求められます。組織のメンバーは目的のための手段として扱われ、人間の尊厳や自由を奪われがちです。

仏教的なチームでは、チームの目的に心から共感する人々が、自分の能力や長所を最大限に発揮して、目的を達成するために協力し合います。肩書は役割の一つに過ぎません。「私は特別」という自我の病から自由になり、みんな同じ気持ちを持っている平等な生命だと理解して、お互いを大切にします。

在家のメンバーは、お坊様方とご相談しながら、自分が持つ能力や経験、時間や財産などによって運営に貢献します。 何かを取ろうとするのではなく、サンガをお支えして貢献しようとする心から出る行為です。 自己実現のために活動したり、自らの活動に執着することがないよう戒め、自我の幻想から目覚めるために精進します。

私たちは、仏教的なチームです。ヴィパッサナーと慈悲を実践し、みんなで力を合わせて仏法学舎の運営に貢献します。みんなが力を合わせれば、お釈迦様の教えを世界に広めることができると確信しています。

Idaṃ me puññaṃ āsavakkhayā vahaṃ hotu.
この功徳によって、我々は涅槃へと導かれんことを

皆様のお布施とご支援が、あらゆる生命の幸せに貢献し、涅槃への道しるべとなりますように。
そして仏法学舎がますます発展し、数多くの人々に智慧の光が現れますように。

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