生きとし生けるものが幸せでありますように

対機説法 1999年2月4日-③

1999年2月4日 合宿2日目の質疑応答です。
質問者と長老との間で何回も会話が繰り返されます。
テーマはラベリングの仕方について。

質問者Cさん

ラベリングのことなんですが、例えば、足をあげます、運びます、おろします、と言わなくても感じていますから、だからと言ってラベルをしないとまずいので、自分なりにあげる感覚を「あ」とかいう感じで省略して細かく変化する状態を見るのはそれは怠け心ですか?
ラベルをしないと何となくぼやけちゃうというか、ラベルはしないといけないし、ちょっとめんどくさいというか...

スマナサーラ長老

今のうちはやっぱりラベリングした方がいいんですね。

だからめんどくさく感じることは危険信号でもあるし、

質問者Cさん

運んでいる間にどんどん細かくなっていく、その細かさにことばをつけるんですか?

だからそこまでことばがないかもしれませんね。

質問者Cさん

運んでいる間にことばは一つだけだけど、一つのことばの中にいろいろな変化がありますね。ことばはあげる感覚から離れないためのことば(なんですね)。進む場合もゆっくりとした動きの中にいろいろな変化がありますね。その時は動くとか進むとか一つのことばの中にいろいろな変化を感じるということですね。自分で信号(符号)みたいに「あ」「あ」とかでラベリングしてもいいかと思っていましたが、それは長老のお話を伺ってちょっと危険だと思ったので、止めることにします。

スマナサーラ長老

~*~*~*~生きとし生けるものに悟りの光が現れますように~*~*~*~

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