楽しみに対して冷静で無執着でいられる人に限って、苦しみの感覚に対して無執着のこころが作れます。楽しい感覚が生まれてもまったく平気で冷静でいる人だけが、苦しみの感覚が出てきても冷静でいることができるのです。苦しい感覚が起きても、サティとサンパジャーナがあれば怒りの煩悩が生まれないのです。
ですからヴィパッサナー実践している人は、楽しみに対して無執着の実践をしておかないといけません。楽が現れたら簡単に調子に乗る人は無執着になれないのです。それではヴィパッサナー実践失敗です。
スマナサーラ長老|施本『お釈迦様のお見舞い』p.57~
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