生きとし生けるものが幸せでありますように

冥想の森づくり − 1 年の振り返りと今後の予定

冥想の森づくりが行われた10/21(土)の昼下がり。1年前に始まった冥想の森づくりの振り返りと、今後の作業について、実際に森を歩きながらのツアー形式で説明していただきました。
宿泊棟の西側からスタートし、森を歩きながら毘沙門堂の東側まで、start ①→ →④ finish

① 宿泊棟 西側

これまで森づくりプロジェクトの作業はなかった場所。今後の作業(一部終了)の話になりました

  • フェンス周りをきれいにする
    • 垣根の高さを低い所に揃えて刈ります
      木が目隠しになっているけれどすぐ伸びるので伐ってしまいます
    • 横の面はバリカンで、高い所は軽トラの荷台に乗って鋸で伐ります
    • 琵琶の木も伐ります(ミカンや実のなる木が多し
    • ウルシの木も多いです(※触らないよう注意
    • 建物側もだいぶ茂っているので伐りましょう
    • 栗の木(猪の好物)も垣根くらいまで伐ります
  • 道路脇の笹
    • 垣根代わりに残した笹。一部途切れているので笹が生えてくるのを待ちます
    • 電柱移設の場所、伐りたい木があったのですが、東電が伐ってくれるそうです。
※ウルシは触らないよう注意

② 宿泊棟 南側

最初に、道なき頃の様子

松の木がだいぶ下に下がっていますが、夏になって水を吸い上げて重たくなったから。冬になったらまた少し上がります

  • 宿泊棟の南側の斜面の小径
    • イノシシが掘り返したので修復しました
    • 倒れながらも生きていた木(黄色矢印)の根がやられてしまったので、伐りました
4/16 道づくりの時

  • 宿泊棟裏手の階段
    • コンクリートで補修する必要があります
      • 地盤が悪いのでヒビが入り石が一つ外れて落下しました
      • 草が生えてくれると土留めになるが、土台の土が流れてブカブカになっています
4/30 まだ階段のない頃

  • 色んな木に巻き付いていたツルを伐って外しました
    • ツルが多いのは水はけが悪かったから
    • 点穴で炭と粗朶を入れて状態は良くなっています
4/14 点穴

③ 本堂下

  • 本堂下の斜面の側溝
    • 側溝がつまって雨の日は水が溢れて脇の土を抉って流していました
    • 掃除をして側溝の詰まりを取って水が溢れないようしました
    • 前日10/20も水が溢れたので掃除しました
2022年12月頃 側溝掃除


  • 本堂下の斜面全体写真は2023年4月
    • 下まで滑っていけるような埃のような土でした
    • 斜面全体に土留めを作って、雨で泥が流れないようにしました
土留め一段目

  • 本堂すぐ下、椿の生垣の下の斜面写真は2023年1月
    • 花畑にしたいけれど、陽当たりがいまひとつ
    • 挿木した紫陽花はついているので、紫陽花を植える方向です
根付いたアジサイ
  • 本堂下、その他
    • 桜は蔓を取り、元気になってきました
    • 数年前に倒れた大きな桜の切り株は芯を土留めに使用しました
    • 浄化槽の周りは地盤改良をしています
    • 桜、楓、その他の木を剪定して陽当たりが良くなりました
    • 一番下に生えている竹はもう少し間伐する予定です
    • 陽当たりが良くなり下草が生えてくると土留めになります
蔓を切った桜の木
蔓を使った階段の土留め
2023年2月の竹の間伐

そして東側へ移動

④ 毘沙門堂 東側とその下

  • 東側の下の小径写真は2023年8月
    • どの小径も階段がついて、歩きやすくなり、繋がって一周できるようになりました
    • 階段は地形を見ながら作りました。陽当たりが良くなって、グラウンドカバーや秋の草花が多く見られます
    • 最初に作った階段の上あたりまでは、陽当たりの関係で実がなる木を植えるのは無理そうです
    • 一番新しい階段の辺りにはコナラの実生が育っています。途中から葉の色が違うものは上の薄い色の方が今年育った部分です
コナラの実生
上の薄緑が今年育った葉
視線の先には
お茶の花に似た花

  • 立ち枯れていた上部を伐採した木
    • 木は弱るとてっぺんから枯れていきます 木が枯れる理由
    • GWの森づくりで、ロープワークで木に登って、上の方の枯れた部分を伐採しました
    • 切り落とした幹は、8月下旬の森づくりで、菩提樹様の谷側の土留めの板に使いました
ロープワーク(2月)
GWに伐採
8月に再利用
菩提樹様の土留め板に

  • 東側の上の斜面
    • 切り株を利用して椅子を、廃材を利用してベンチを作りました
    • 石垣沿いに水仙を植えました。春には蕗のとうが沢山採れ、花韮(ハナニラ)が斜面一面に咲きました
    • 斜面の段に挿木した紫陽花が根付きました
    • 紫陽花やツツジをこの 1-2 ヶ月で道沿いに並べて植えることにしました
    • 道の上側に植えると土留めになります
    • 陽当たりの良いフェンス沿いの、お隣のみかんが落ちてくるところを避けて畑を作ることにしました
    • 植えるのは、ブルーベリー、スイカ、イチゴ、メロン、野菜…etc
    • とりあえず畑にする段々を作ります
  • 斜面を歩く時は、へり(かど)を崩さないように注意しましょう
白いハナニラ
廃材利用のベンチ
東側斜面の今夏のトマト

  • 菩提樹様
    • 菩提樹様の周りを広げて歩きやすくしました
    • 下の辺りは、草刈りを繰り返したのと、踏むことにより地面を覆うように草が生えるようになって、土が流れるのを防いでいます
    • 菩提樹様の幹は風で太くなっています
    • 葉っぱは太陽と風で鍛えられていて肉厚になっています
    • つっかえ棒が食い込んでいたのでほどいて取った際、樹液が出ているのを確認しました
    • 冬の対策は、下からできるだけ上の方まで幹に藁を巻いて、先の方は諦め、冬囲いをします(12〜3 月)
    • サザンカは枯れたところを切って、枝を土留めに使いました
    • 枝が伸びて歩くのに邪魔になるところは、切りすぎないように段階的に切って短くしていきます
  • バリカンの電池は使い切ると劣化するので、少し残った状態で充電しましょう
サザンカ
地面を覆うように生える草
幹が太くなった菩提樹様

冥想の森づくり振り返りツアー・出発前の集合写真

 御 礼 

仏法学舎に足を運んでお手伝い下さったボランティアの皆さま、この1年でここまで整備が進み森の状態を改善できましたのも、皆さまがお手伝いくださったおかげです。本当にありがとうございます。

森の中は陽射しが届き、段差が小さい階段の小径を歩けば、一足一足と心が軽くなり、喜びが湧いてきます。この一年でここまで変わった冥想の森を、ぜひ、歩いてみてください。

多くの仲間と手当てしてきたこの森で、訪れた修行者の皆さまがしっかりと冥想実践できるよう、森を健やかに美しく維持する作業は続きます。これからも森づくりのお手伝いを、どうぞよろしくお願いいたします。森の作業は充実した楽しい時間です。ぜひご一緒しましょう。初めての方も大歓迎です!ご参加をお待ちしてます。

文章はnoriさんのお纏め文から作成しました

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