GWの冥想の森づくり
前半の作業は、Fさん・Iさん・Kさん、指南役の関さんの少数精鋭で大きな木の枯れた部分の伐採です。
大木の枯れた部分の伐採
木が枯れるのは
木が弱ると、てっぺんの枝先から枯れていきます。
「枯れた部分が落ちてくると危ないから、その前に伐採を」と、安全に配慮し、少数精鋭で作業して下さいました
ロープワークで木に登り、枯れた部分を伐採
木々の周りに沢山の竹が生えていますね。これは土の状態が悪い証拠。
さらに状態が悪化していったら、土砂崩れが起きる可能性が出てくることも。
『沢山の竹が生えている = 土の状態が悪い』とは?
竹が生え過ぎるプロセスを知ると分かります。
沢山の竹が生えて森が変化するプロセス
- 急斜面に雨が降り、上から泥(細かい粉末の土)が流れてくる
- 土の表面に浅く泥詰まりする
- 泥が層を作って、蓋をしてしまう
- 泥の層の下に、雨水が染み込まない
- 雨水が表層に溜まり、深層に届かない
- 深層の根が渇水し、表層が根腐れする
- 土が腐り、微生物が窒息する
- 木が枯れる
- 竹や蔓がはびこって(竹は浅い所に根を張る)陽が差し込まなくなる
- 深層に根を張る高い木が生えず、根によって土を保持することができなくなる
このプロセスが繰り返され、土の状態が悪くなり、森の状態が悪くなります。
そこで、土の状態を良くする為、土留めや道を作り、森の手当てを行なってきました。
雨が降っても道の部分で泥を堰き止めて、雨水が土の中に沁みこんで、泥が下に流れません。
森の手当て から始まりました。
そこに瞑想修行への想い が重なり、展開されています。
以上、精鋭の皆さんお疲れ様でした
後半は、菩提樹様を植樹する予定の東側斜面の道づくり
【後半】へ続く
Puññaṃ ce puriso kayirā
(Dh.118)
kayirā the’taṃ punappunaṃ,
Tamhi chandaṃ kayirātha
sukho puññassa uccayo.
人がもし善いことをしたなら、
それを繰り返せ。善を心がけよ。
善い行いが積み重なるのは楽しみである。
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