今年は、スリランカのキリタラマヤ寺院から、スマナサーラ長老のお弟子さんであるスワチャ比丘が、ゴータミー精舎に雨安居に入られました。スワチャさん初来日への歓迎の意味と日頃、お世話になっているお坊様方への感謝の気持ちを込めて、ゴータミー精舎にご滞在の3名のお坊様を仏法学舎にご招待し、ご宿泊いただきながら、観光と食事のお布施をさせていただきました。
初日は、仏法学舎から車で30分程の箱根「山のホテル」にて、待ち合わせ。2台の車が合流しました。この日は、曇り。この夏の異常な暑さは、和らいで、過ごしやすい一日となりました。ホテルにて、ゆっくり、昼食のお布施を済ませ、大涌谷ロープウェイへと移動。土日は、1時間半待ちの道路ですが、この日は、スムーズに目的地に到着。ロープウェイから見下ろす迫力のある噴煙を、貸切状態のロープウェイの中から、眺めました。
途中、箱根神社に立ち寄り、この日は、早めに仏法学舎へ到着しました。
23日は、バスツアーを企画しました。募集期間が短いことなどもあり、関東、関西の会員メーリングリストに広く、呼び掛けた割には大幅に少ない人数での観光となりました。
今回は、お坊様へのご接待を目的とし、ご説法は、在家からは求めない主旨でしたが、バスの中で、在家の自己紹介が一通り終わると、お坊様方にもご挨拶をいただき、最後に、ヘーマラタナ長老からは、短いご法話もいただきました。
ヘーマラタナ長老より
このような旅行を修行の立場からはどのように考えますか?いろいろな場面でいろいろな物を見る時、自分の心はどのように変化しているのか、自分の心の感覚を観察することもできます...一般的には、仏教では、慈悲の瞑想とか、親切な心を育てることとか、よく頑張っていますね。それで、みんなで一緒に参加して旅行する時、みんなで仲良くできることは、とても大事、必要なことです。仲が良い友達がいるということは、我々の修行のサポートのためになります。修行の経験がある人が友達になったら初心者の人には、サポートになります。アーナンダ尊者にお釈迦様も修行のために、仲間がいることは助かりますよと説かれています。十人十色、いろいろな人がどのように動くのか学ぶこともできます...
出だしのヘーマラタナ長老のお話で、幹事の私の気持ちがどれほど、楽になったことでしょう。目的の富士山は、時期的に見える確率が少ないことは、参加者の皆さんにお知らせ済みであったものの、すっぽりと雲に覆われた富士山に、がっかりすることもなく、逆に直射日光を避けられて、涼しくて良かったと、大変明るい気持ちで観光出来ました。みなさんも在家同志はもちろん、お坊様とも楽しく交流されて、終始、笑顔が絶えない、旅行となりました。
24日は、7:00~朝食のブッダプージャ、11:00~昼食のブッダプージャ、昼食のお布施の際に、ヤサ長老から祝福と短いご法話をいただきました。テーマは、昨日のバスツアーの際に在家から出た怒りの話について。怒りを他人に向けるのではなくて、自分の心を観察する方法についてでした。そして、最後に、みんなで、スマナサーラ長老のご体調の回復を祈願しました。3日間のお布施行事が、終わって、何とも言えない充実感と、他では味わえない、心の変化を体験しました。おそらく、その心はMettā 友情なのだと思います。仏教仲間との直接的なMettāの実践が、あまりにも楽しいものであり、心が軽くなる体験でありました。この功徳を、ご参加出来なかった仲間と生きとし生けるものに回向いたします。
~*~*~*~生きとし生けるものが幸せでありますように~*~*~*~
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